あなたは「ASD]?それとも「ADHD」?
あなたは「ASD」?それとも「ADHD」?
この質問を聞いて「失礼な!私には障害はない!」
そう思った方は、障害に対する偏見を持っていると言っても過言ではありません。
そう思った方は、障害に対する偏見を持っていると言っても過言ではありません。
確かにこれは「ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群・広汎性発達障害など)」「ADHD(注意欠如多動性障害)」という名の「障害」として定着していますが、障害の基準はあくまでも人間が定めた基準に過ぎません。実は障害の診断をなされているか否かにかかわらず、「誰もがこうした『傾向』を持っているのです。
自分にどのような「傾向」があるのか?を知ることによって、相手との関係性を保つために何に気をつけたら良いのかが少しずつ分かってきます。
それでは、関係性を良くするためには、「同じ傾向」の人が集まれば良いのか?という素朴な疑問が起こります。
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それは違うでしょう。
様々な傾向を持った人たちが、ある一定の共通点(共有できる思いや考え)が起こると、その一点が明確になると「群れ(組織)」として大きな力を発揮します。ところが、その一点以外の部分の「違い」が見え始めると、相手がまるで自分とは違う存在に思えてしまうのです。
様々な傾向を持った人たちが良い関係を維持するには、「自分の傾向」と「相手の傾向」そして「自分と相手の共通項」を明確にしておくことです。
どの傾向が正しい、という考え方を持つことはタブーなのです。それぞれの「傾向」には、それぞれの「良さ」があり「弱点」もあるのです。
それを補い合い、支え合って行くのが「愛」であり、人間のあるべき姿なのではないかと思います。
因みに私は明らかに「ADHDの傾向」が強く出ています。落ち着きがない。一つのことに持続的に集中し続けられないなどです。しかし、決められた「枠」に留まっていないと落ち着かなくなるというASD的傾向もあります。つまりASDとADHDの併存タイプなのかもしれません。
皆さんはどの「傾向」がありますか?
このような考え方(見方)が出来るようになると「生きづらさ」が少しだけ楽になると思います。
後藤献児朗